[東京都 Tさま邸]
芸術やプロダクトデザイン、古今の建築に
造詣(ぞうけい)が深いTさま。
建て替えを機に実現したいとお考えになったのは
限られた敷地で豊かに暮らす、さまざまな風景のある家です。
これからの暮らしや災害への備えのため、築50年を超える旧居の建て替えを決意されたご夫妻。限られた敷地を有効に活用し、3階建ての木造住宅ジーヴォグランウッドを建築されました。芸術大学で教鞭を執っておられた夫の芳彦さんは、かつての教え子であるダイワハウスの設計士・箕輪(みのわ)に計画を依頼。理想的な新居を実現できたのは、師弟の厚い信頼関係によるものだと振り返っておられます。
外観はバランスを大切にしたデザイン。グレイッシュなグリーンの塗り壁、版築(土を突き固めて壁にする工法)の外階段袖壁が特徴的なファサードは、街並みになじみながらTさまらしさを表現します。アプローチから玄関ホールまでは、石の凹凸感豊かな洗い出し仕上げが室内へといざなうように続きます。
リビング・ダイニングに置かれているのは、長年使い込まれ愛着の深い家具やアンティークの調度品。出窓にはグリーンの小鉢が並び、暮らしに彩りを添えています
「空間に流れがあり、見る角度により多様な景色を楽しめる住まいをめざしました」と芳彦さん。玄関左手の通路越しに見えるアトリエ、アトリエ側からのぞむ玄関、階段を上がると見えてくる2階の景色など、お気に入りが家中のあちこちにあるそうです。
アトリエから通路越しに玄関を見たところ。白い壁にはお気に入りの作品が飾られ、目を楽しませています
LDは旧居のレイアウトを元にアレンジ。空間を広く見せる効果のある出窓にもこだわられました
アトリエではイームズ研究の第一人者である芳彦さんの蔵書が造作書棚に収まり、ミッドセンチュリーの椅子や真鍮(しんちゅう)製のブラケット照明が並びます。隣接して「2畳の狭さが心地良い」スペースがあり、ここで体を休めるのが常なのだとか。
2階はLDKや水回りなどパブリック空間が中心。吹き抜けのハイサイドウインドウから入る自然光が傾斜天井や壁面の白に反射し、部屋全体を明るさで満たします。家具のほとんどは芳彦さんが過去にデザインされた試作品や、ご夫妻が古くから愛用されてきたもの。新しい空間の中に家族の歴史が刻まれたアイテムが調和し、包み込むような居心地の良さを演出しています。
「思いをすべて叶えてくれたダイワハウスさんに感謝しています」とご夫妻。こだわりのご新居に暮らす喜びを笑顔で語ってくださいました。
3階から吹き抜け越しに2階を見下ろした風景。ヘリンボーン貼りの床が印象的です
アトリエのコーナーにも貴重なイームズの家具が
3階にある妻の由利さんの個室。趣味の手芸を行うアトリエも兼ねています
由利さんは、大好きな青のグラデーションでキッチンをコーディネート。壁のタイルの目地までこだわって空間をデザインされました
大小さまざまな黒い石を用いた、洗い出し仕上げの三和土(たたき)
豊かな素材感で外観を特徴づける版築の壁
開口部からバルコニー、植栽など計算し尽くされた外観バランス
リビングで談笑するご夫妻。重厚感のあるジョージ・ナカシマのテーブルを愛用されています
商品名 | xevo GranWood |
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敷地面積 | 127.65m2(38.61坪) |
床面積 |
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ご入居時期 | 2019年1月 |
家族構成 | ご夫妻(70代)、次女(40代)、愛猫2匹 |
- ※掲載写真の外観・仕様・外構等については、敷地、周辺環境等の諸条件や地域の条例その他諸事情により採用できない場合があります。
- ※現行商品では採用できない仕様・アイテムが含まれる場合があります。
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Team-xevoとは建築士や施工技術者などの専門スタッフで構成し、お客さまがマイホームを考え始める時からご入居後も生涯にわたり、ずっとサポートするチームです。
写真左から、山口、馬庭、箕輪、沖津
- 営業担当
- 山口 知洋
- 設計担当
- 馬庭 潤二
- 設計・インテリア担当
- 箕輪 友理子( 住宅商品開発部住宅商品戦略グループ)
- 工事担当
- 沖津 朋弘
※スタッフの所属はご契約当時のものです。