理想の収納は、暮らしと家族の数だけあります。
出し入れが簡単で見た目も美しい部屋が片づく収納計画は、
家族のライフスタイルやものとの関係をじっくり考えることではじめて実現できるのです。
収納を計画する前に、要・不要の整理を。
不要なものは持たないことが収納の第一歩。新しい住まいの収納計画を立てる前に家中にあるものを「いる」「いらない」と分類し、いらないものは人に譲ったり、リサイクルに出すなどしましょう。どちらか悩む場合はひとまず
思い出の品や大切なものなど捨てられないものがあるなら。
子どもの絵や工作、昔使っていた趣味の道具、代々受け継いできた家財などは、なかなか捨てることができません。そうしたものを多くお持ちの家庭なら、小屋裏などを活用した大型の収納スペースを設けてはいかがでしょうか。
将来の家族の変化に対応できる収納計画を。
家族の人数が増えたり、ライフステージが変化すると、持ちものの量は当然変わってきます。10年、20年先を考えて、余裕をもった収納計画を立てましょう。また、収納するものに合わせて棚板を動かせるようにするなど、フレキシブルに使える収納が重宝します。
家事や暮らしの習慣に合わせた収納をつくりましょう。
朝の身支度や帰宅後の過ごし方、家事の段取りなどを洗い出してみましょう。家事動線や生活動線に合った収納をつくれば、片づけやすい収納計画が実現できます。
ものの指定席を決めましょう。
家の中にあるすべてのものに対して、収まるべき場所=指定席を決めます。どこに何が入っているか家族みんながわかるように、ラベルを貼っておくのも一案です。
しまうものの量やサイズに合わせ、使い勝手を高めましょう。
スムーズに出し入れできる使い勝手のいい収納をつくるには、もののサイズや形に合わせて計画することが大切。奥行きが深すぎると前後に収納することになり、奥のものがしまいっぱなしになりがち。あらかじめものの量やサイズを考えて計画しましょう。
まとめ
- POINT1.「使う場所」に「使うもの」をしまう。
- POINT2.「しまいこむ場所」ではなく、「出し入れする場所」と考える」。
- POINT3.暮らしの変化を見据えて可変性をもたせる。
これらをふまえ、より良い収納を考えていきましょう。
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