高温多湿な夏は汚れが落としやすく、また水を使ったお掃除も気持ちよくできます。
食中毒対策や台風への備えなどもきちんと行い、安心して快適に過ごしましょう。
梅雨どきは特に結露対策として換気と通気を確保
空気中に含まれる水蒸気の量が多くなる梅雨どきは、押し入れや家具の裏側など空気がよどみやすい場所に、カビの原因となる結露が起こりやすくなります。晴れの日は窓や収納の扉を開けて換気をし、雨の日はエアコンのドライ機能などを使って除湿を。洗濯物の室内干しはなるべく避けるなど水蒸気の発生を抑え、家具は壁から離して配置し、風の通り道を確保しておきましょう。
排水口の念入りなお手入れで気持ちのよい浴室に
高温多湿な夏の浴室は、カビやぬめりなどの汚れが気になります。特に髪の毛や石けんなどの汚れがたまりやすい排水口は、放置しておくとカビや雑菌が繁殖し、悪臭が発生する原因にも。排水口カバー、受け皿(ヘアキャッチャー)、封水管などのパーツを取り外して、お手入れしましょう。髪の毛などのゴミを取り除き、各パーツを浴室用中性洗剤を付けたスポンジでこすり洗いします。細かな部分は古歯ブラシを使うと便利。排水口の中も洗っておきましょう。
蒸し暑い夏も、庭木を生き生きと美しく
夏の水やりは、朝夕の涼しい時間帯に行いましょう。炎天下では水の温度が上がり、根が蒸れて植物を傷めてしまいます。また、梅雨に入って蒸し暑い日が続くと、庭木に病害虫が発生しやすくなります。伸びすぎた枝などをカットして、風通しを良くしておきしましょう。普段から、植物の様子をこまめにチェックすることで、病害虫を早めに発見でき、被害を最小限に抑えることにつながります。
食中毒が気になる季節。キッチンの水回りを清潔に保つ
気温が上がる夏は、食中毒の原因となる細菌が増加。特に肉や魚などの食品を扱い、湿気が多いシンクなどの水回りは細菌が繁殖しやすい場所です。食べかすなどの汚れは細菌のエサになるので、洗い物や生ゴミをためないようにし、早めに片付けること。シンク内も側面や隅までしっかり洗い、水滴を残さないように拭き取っておくのがポイント。調理中によく手を触れる蛇口も忘れずに。仕上げに除菌用アルコールをスプレーして拭き上げておくと安心です。まな板や包丁、ふきんなども清潔に保ちましょう。
外回りの掃除と台風への備えをお早めに
水を使うのが苦にならない夏は、外回りの掃除に適したシーズン。外壁の汚れはホースで洗い流し、網戸も外して丸ごと水洗いすれば簡単にきれいに。梅雨や台風の大雨に備え、屋根や雨戸シャッターなどの点検を行い、不良な部分がないか早めに確認しておきましょう。側溝や排水桝(ます)、バルコニーの排水口はゴミを取り除き、水はけをよくしておきます。また、強風で物が散乱しないように庭やバルコニーの不要な物は片付け、植木には支柱を立てておきましょう。