近年被害が大きくなっている豪雨や台風。いつ、どこで起こるとも限らない地震。
そしてそれに伴う二次災害の恐れ。
大切な命を守り、被害を最小限に抑えられるよう、日頃から備えておくことが大切です。
POINT❶ 災害時をイメージして住まいの安全を確保
災害が起こると身の回りにあるものが、自分に危害を加えることもあります。もしものときを想定して、家の内外をチェック。危険な箇所は修理や補強するなど対策を行っておきましょう。
POINT❷ 家族で話し合い防災意識を高める
家族が離れ離れのときに、災害が起こることも考えられます。いざというときどう行動するかを家族で話し合っておきましょう。また災害時はご近所の人たちとの協力が不可欠です。普段から交流を大切にしておきましょう。
台風や暴風雨に備えて外まわりを点検
大雨や強風による被害が大きくなる梅雨や台風のシーズン前に、屋根や外壁、雨樋、雨戸などを点検。破損や不具合があれば、早めにメンテナンスを行っておきましょう。また、側溝や排水桝(ます)、バルコニーの排水溝の水はけが悪いと浸水の原因になります。掃除をして枯れ葉やゴミなどを取り除いておきます。強風で物が散乱しないように庭やテラス、バルコニーの片付けも忘れずに。
室内を片付け、家具の配置を見直して安全を確保
地震が起こると、物が落ちてけがをしたり、家具が倒れて出入り口をふさいでしまうことも。不要なものは片付け、包丁など危険なものは出しっ放しにしないようにします。また、スムーズに避難できるように家具や家電製品の配置を見直したり、転倒防止対策をしておきましょう。そして、いざというときに取り出しやすい場所に、備蓄品や防災用品を保管しておきましょう。
玄関や廊下は障害物となる物を片付け、床に物を置かないようにし、避難経路の安全を確保。
避難時にはガスの元栓、分電盤のメインブレーカー、水道の元栓を閉めて二次災害対策を。
ライフラインの遮断に備えて防災用品や備蓄のチェック
水道・ガス・電気などライフラインが寸断されてしまうような二次災害に備えて、水や食料などをストック。食料品は定期的に賞味期限をチェックしておきましょう。またモバイルバッテリー、懐中電灯、ラジオ、便器にセットできる簡易トイレセットなども用意し、使えるかどうかも確認しておきましょう。生活用水は浴槽の水を翌日の入浴準備前までためておくのも一案です。
食料品や水は最低でも3日分の備蓄が基本。日常生活で活用しながら必要な量を確保するローリングストックがおすすめ。
非常用持出品はリュックなどにまとめ、持ち出しやすい場所に保管。男性は15㎏、女性は10㎏以下に。
事前の情報収集と災害時のスケジュールを立てる
ハザードマップを確認し、浸水や土砂災害などの危険性を調べ、避難先や避難経路を家族で決めておきます。防災アプリをダウンロードしておくのもおすすめです。台風や集中豪雨はある程度予測できるので、浸水の危険があれば電化製品や貴重品を2階に運ぶ、いつ避難するかなど、行動計画を立てておきましょう。地震の場合も家族それぞれの役割分担を決め、外出時に被災した場合の安否確認の方法や集合場所なども話し合っておくと安心です。
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