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ケーススタディ、ぼんち株式会社様のご紹介。

ケーススタディ

食品の製品、加工、物流施設のケーススタディをご紹介

CASE8

食品工場 米菓(せんべい・あられ)生地製造

ぼんち株式会社様

食の安心・安全にこだわり抜き、生産性の向上を実現したHACCP対応新工場。

外観
建設地山形県寒河江市
建物用途食品工場 米菓(せんべい・あられ)生地製造
敷地面積24,004.19m2(7,262.71坪)
延床面積11,025.96m2(3,335.35坪)
竣工平成30年8月
建物概要3階建て

さまざまな課題解決に向けた工場の新築移転計画。

ぼんち株式会社様は、せんべいやあられなど米菓の人気メーカー。独創性豊かな数多くの商品を市場に送り出しておられ、なかでも揚げせんべいの『ぼんち揚』は、昭和35年の発売以来、多くの人々に愛されてきたロングセラー商品です。

同社の主力商品である、せんべい・あられの生地を製造しているのが、昭和56年に操業開始した山形工場。しかし、ここ数年来は生産キャパシティ―の不足という大きな課題を抱えておられました。新たに製造機械の導入による生産増も検討されましたが、既存機械との入れ替えを行うためには、工場の稼働を一定期間ストップしなければいけません。

外観(北東)
外観(北東)

また、施設の老朽化や周辺の宅地化が進むなどの環境変化も重なったため、工場の新築移転をご決断。山形県寒河江市の工業団地内の建設地を確保された後、大和ハウス工業へ新工場の設計・施工をご依頼いただきました。

新工場の建設にあたりポイントとなったのは、『食の安心・安全』にこだわった生産拠点とすること。同社では、すべての生産工場・販売拠点(直売店)で、国際標準規格の食品安全マネジメントシステムISO22000の認証を取得されています。

平成30年8月に完成した新・山形工場は、厚生労働省所管の食品衛生法に適合するHACCP対応できる工場となっています。建物内部には、米菓の生地を乾燥させる為の最新鋭の機械として100mを超えるバンド乾燥機を導入するなど生産性のアップが期待されます。また原材料搬入・商品出荷や作業者の動線計画や洗浄設備など衛生面には、『食の安心・安全』へのこだわりと工夫が凝らされています。不良品チェックや異物混入対策としては、色彩選別機・X線・金属探知機の導入で品質管理の機械化を実現するなど、細部にわたる作業環境の改善が図られました。

 
  • 製品出荷倉庫
    製品出荷倉庫
  • サニタリールーム
    サニタリールーム
  • 生地乾燥室
    生地乾燥室
 

安心・安全にこだわった最新鋭の食品工場が完成しました。

ぼんち株式会社
代表取締役社長 遠藤 純民(すみひと) 様

少子高齢化が進んでいるものの、米菓業界ではこの数年、業績微増の状態が続いています。当社も生産体制を強化し、より多くのお客様の声に応えていかなければなりません。特に、せんべい・あられの生地製造を行う山形工場の生産能力向上は、以前からの課題でした。
検討を重ねた結果、移転して「食の安心・安全をより高める工場」の新築を決断しました。振り返れば、最新鋭の機器や設備を導入し、自動化や衛生管理の徹底を図ったことも重要でしたが、建物全体の計画において、HACCP対応の食品工場の実績が豊富な大和ハウス工業さんが、とても心強いパートナーになっていただけたおかげだと感じています。他社の工場を見る機会のない私たちに対し、多彩なノウハウを当社向けにアレンジして提案いただくなど、細かな部分にも工夫が凝らされており、仕上がりには大変満足しています。 この新・山形工場は、将来のさらなる増産を見据えて、フライ加工・包装などの加工工程も追加出来るスペースも確保しています。これからも多くの方に『ぼんちの美味しいせんべい・あられ』を味わっていただきたいですね。

ぼんち株式会社 代表取締役社長 遠藤 純民(すみひと)様

これからの時代を見据えた食品事業運営のために支援いたします。

お客さまのニーズにきめ細かくお応えし、食品の「安全・安心」をより確かなものへと導きます。

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