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ケーススタディ

食品の製品、加工、物流施設のケーススタディをご紹介

CASE16

豚肉を使用した多様な生産品目を製造販売

株式会社平田牧場様

生産性を向上させつつ環境にも配慮した最新鋭の食肉加工工場

外観
建設地山形県酒田市
建物用途食肉加工工場
敷地面積23,425m2(7,086.06坪)
延床面積5,794m2(1,752.68坪)
竣工2023年9月
建物概要4階建て

6次産業化に対応し多様な製造品目を生産

株式会社平田牧場様は、肥沃な大地が広がる庄内平野で、長らく養豚業、食肉加工、外食産業など「食」にかかわる多くの商品・サービスを提供されてきました。「平田牧場 金華豚」「平田牧場 三元豚」などのブランドで知られ、1980年代にドイツからハム・ソーセージ作りの職人を招き開発した「無添加ポークウインナー」をヒットさせるなど健康・安心に寄り添った商品開発で、製造プロセスにこだわる消費者からの強い支持を受け成長を続けてこられました。現在では東日本各地に直営店を設けるなど、6次産業化を達成し、庄内地方を代表する食品製造企業として知られています。

同社は食肉加工の主品目として、1986年竣工の本社ミートセンターにて36年間、小売り向けに豚肉のスライスを生産されてきました。稼働から長い年月が経ち、施設の老朽化や時代の変化に伴う製造品目の小容量多品種化への対応が課題となっており、このたび、新工場の建設を決断されました。

施工にあたっては、2,600㎡の広々とした作業場に、戻り動線の無いストレートな作業動線を整備し、大型機械を導入することで生産性を飛躍的に高めました。また、自動化ラインを新設することで将来の作業員不足を見込んで省人化を達成しています。同工場では現在、ブロック肉のほか、ひき肉、切り落とし、スライスなど多種多様な製造品目を製造し、各地に出荷しています。

サステナビリティにも徹底的に配慮し、屋根には544枚の太陽光パネルを設置。年間で242,569kWhの発電を見込んでいます。また、天井部と西側壁面には遮熱材を設置し、放射熱を反射させ室内の温度上昇を抑制。空調電力の使用量を低減させる構造とするなど、二酸化炭素の排出量削減を実現しました。

 
 

豊かな食生活、食文化を提案し、健康的な生活をサポート

株式会社平田牧場代表取締役 新田 嘉七 様

食生活・食文化の提案を通じてお客様の健康に貢献する健康製造企業であり続けることを社是としています。優れた食文化は豊かな自然環境があってこそ、育まれるものだと考えています。当社では、地元の遊休農地を活用して飼料用米を生産し、持続可能な取り組みで育てる「飼料用米プロジェクト(持続可能な取り組みで育てるサスティナブルポーク)」に取り組むなど、環境保全型農業に力を入れてきました。環境負荷に配慮した新工場には、私たちの自然環境保護に向ける思いが込められています。

食の安全・安心という観点では各区域の密閉性を可能な限り高め、空調の吹き出し口にはソックダクトを使用するなど異物混入を防ぐ仕組みを設け、FSSC22000※¹やHACCP※²にも適合した建物となっています。大和ハウス工業さんに設計・施工を依頼することで、生産性を大幅に向上させながら細かな品質管理が可能となり、非常に満足しています。新工場から安全・安心な商品を食卓に届け、当社の更なる成長につなげていきたいと思います。

  • ※1 食品安全マネジメントシステムに関する国際規格
  • ※2 食品の安全を確保するための衛生管理手法

株式会社平田牧場代表取締役社長 新田 嘉七 様

これからの時代を見据えた食品事業運営のために支援いたします。

お客さまのニーズにきめ細かくお応えし、食品の「安全・安心」をより確かなものへと導きます。

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