今年のハロウィンには何をして遊ぼうか?
子どもも大人も夢中になれるお菓子づくりなんてどうでしょう。
しかもいつもと趣向を変えて、今年はなんと、和菓子バージョンのハロウィン!!
和菓子教室を主宰しているあんこプレゼンターの二瓶あや先生に、
ハロウィンにみんなでつくりたい、かわいい和菓子のレシピを教えていただきました。
何でも好きな形にできる!
練りきりでつくるジャック・オ・ランタンとおばけ
「練りきり」とは、白あんに餅や芋などを加えて練ったもので、「練りきりあん」ともいいます。この練りきりで、四季折々の植物や風物詩を表現したものが、茶席やお祝いで使われています。
練りきりのつくりかたは一見難しそうですが、材料を混ぜて電子レンジで加熱するだけです。手でこねこねといろんな形をつくってみる作業に、子どもたちは熱中するはずです。
材料 約5~6個分
- 白あん……300g
- 白玉粉……6g
- 水……10cc
- 食用色素、野菜パウダー、ココア、抹茶などお好みのものを適量
つくりかた
- (1)耐熱ボールに白玉粉と水を入れ、ダマがなくなるまで溶かす。
- (2)(1)に白あんを少しずつ入れて均一に混ぜる。
- (3)ボールに貼り付けるように薄く伸ばす。
- (4)ラップをせず電子レンジで加熱する。600Wで3分加熱してみて混ぜて、硬さをみながら追加で1分ずつ、2~3回繰り返す。
- (5)生地がまとまり、くっつかなくなればOK。ラップの上に載せて丸く包み、冷ます。
- (6)色素、野菜パウダー、ココア、抹茶など、好みのもので色付けする。
- (7)濡れた布巾で手を湿らせてから、手でこねて、好みの形をつくる。
練りきりは乾いた手で触るとベトつくので、必ず濡れた布巾で手を湿らせてからこねましょう。
かぼちゃの筋は、角張ったお箸などを押し当てると付けられます。かぼちゃの顔は、ニンジンなどの野菜の切れ端を使ってスタンプできますし、ヘタの部分はかぼちゃの種を差しています。
生地はピッタリとラップにくるめば冷凍可能。できあがった作品も冷凍保存が可能なので、食べきれなかった時、またはお友達にも分けてあげたくなった時は冷凍保存しましょう。食べる時には自然解凍でOKです。
お好みで中にあんこ等を入れてもおいしいです。
手軽で簡単!
カラフルあんクリームにトッピング
練りきりをつくるほどの時間がない時は、こちらの簡単レシピがおすすめです。
市販のカステラをカットしてカップに入れ、上からあんクリームを絞り、好きなものをトッピングするだけ。
製菓材料売り場にある装飾用の素材や、自作の旗でかわいくデコレーションすれば、SNS映えも狙えそう♪
材料 カップ約6個分
- 白あん……300g
- スキムミルク……20g
- 市販のカステラ……4~5枚
- 食用色素、野菜パウダーなどお好みのものを適量
つくりかた
- (1)白あん300gにスキムミルク20gを混ぜ、クリーム状になったら野菜パウダーや色素で色づける。
- (2)絞るのに固ければ、牛乳や水を少し加え、絞り袋に入れる。
- (3)市販のカステラを2~3cm角に切ってカップにいれる。
- (4)(3)の上にあんクリームをソフトクリームのように絞る。
- (5)アラザンやカラーチョコなどをトッピングしてデコレーションする。
スキムミルクはスーパーのコーヒーや紅茶の売り場に置いてあります。また、今回の2種類のお菓子に共通して登場する白あんは、少し大きめの食料品店や百貨店、製菓材料店で手に入ります。
トッピングにはチョコペンやマーブルチョコなどをかけてもいいですし、100均で売っているピックを刺してみたり、ハロウィンカラーのペーパーを敷けばムード全開。あなたのアイデアで飾り付けをしてみてください。
まとめ
白あんを使った2種類のハロウィンスイーツ。見た目はかわいいけれど、味は和菓子という不思議なお菓子。
おうちでわいわい、みんなでお菓子づくりパーティを楽しんだ思い出とともに、子どもたちに和菓子の味を教えてくれることでしょう。
- アドバイス
- 管理栄養士 あんこプレゼンター 二瓶あや先生
- 飲食チェーンの商品開発や大手料理教室講師の経験を経て、現在は練りきりを中心とした和菓子教室を開催中。「あんこなら、思い通りのかわいいが作れる」をテーマに、大人も子どもも楽しめるイマドキ和菓子の魅力を伝えている。東京都葛飾区の「あいわや和菓子教室」を拠点に、各地で出張レッスンも行う。