9月1日は防災の日。家族で防災について話し合い、
住まいの安全を見直して地震などの自然災害に備えましょう。
家族で防災会議を開きましょう!
万が一災害が発生したらどうする? 家族で話し合うことで防災意識を高め、減災につなげます。
誰が何を持ち出すか、小さな子どもや高齢者がいる家庭は誰が誘導するかなど、役割分担も決めておきましょう。
●非常持出品や備蓄品のチェック
各自の非常持出袋の中身や、備蓄の食料品は賞味期限を確認し、入れ替えや補充を。
持出袋は実際に背負って歩けるかどうか確認を。
●家の中の危険箇所をチェック
「玄関までの避難経路は確保できているか」「家具の転倒や物の落下、飛び出しはないか」などのチェックを。
●防災ノートを作ろう
避難所や避難ルート、安否確認の方法などを確認し、防災ノートに記載しておきましょう。
玄関や廊下は片付けて避難経路を確保
物が散乱していると、ケガをしたり、ドアが開かないなど、逃げ遅れたりすることにもなりかねません。特に、避難通路になる廊下や脱出口となる玄関は、障害物を床に置かないこと。また、ドアの開閉をふさぐおそれのあるものは、片付けておきましょう。
キッチンには危険物がいっぱい
火器や刃物など危険物が多いキッチン。調理道具は出しっ放しにしないようにし、特に包丁は振動で飛び出さない場所に収納しましょう。食器棚は、食器が飛び出して割れないように、棚板に滑り止めシートを敷き、重い物は下、軽い物は上に収納。扉にストッパーを付けておきます。冷蔵庫や電子レンジなどの家電もしっかり固定しておきます。
寝室や子ども部屋は家具の配置に注意
寝室や子ども部屋に家具を置く場合は、なるべく背の低い家具に。家具がベッドの上に倒れたり、出入り口をふさいだりしないように、向きや配置を工夫。また、窓ガラスのそばにベッドを配置するのは避けましょう。
テレビや家具を固定し、物を上に置かない
みんながくつろぐリビングも安全を確保。大画面の薄型テレビは粘着マットなどで転倒防止をし、テレビ台のキャスターも固定。家具はL字金具などで壁面に固定しておきましょう。また、家具の上に物を載せると落下したときに危険なので、避けましょう。
非常持出品や備蓄の収納場所を確保
非常持出品は、自宅が被災した場合に、安全な場所に避難する際に持ち出す物。リュックなどにまとめ、玄関や各自の寝室など、すぐに持ち出せる場所に置いておきます。一方、備蓄は自宅が無事だった場合に、救援物資に頼らずに生活するための物。家具などの障害物のないパントリーや押し入れなどに収納場所を確保。寝室のクローゼットなどに分散しておいてもよいでしょう。
食料品や飲料水は最低でも3日分、できれば1週間分を備蓄。飲料水は調理用も含め1人1日3リットルあれば安心。
※農林水産省家庭用食料品備蓄に関するリーフレットより
家族で確認しておこう!
防災情報を入手
住んでいる市町村が作成しているハザードマップやウェブサイトで防災情報を収集。また、ラジオが聴けたり、災害速報や避難情報などを確認できるアプリをダウンロードしておけば役立ちます。
避難するときは
地震が来たら、まずは身の安全を確保し、揺れが収まったら火元の確認を。火を消してガスの元栓を閉じ、電気のブレーカーを落とします。漏水防止のため、水道の止水栓も閉じます。事前に止水栓の位置の確認を。
安否確認の方法
災害時は携帯電話がつながらないことも。複数の連絡手段を決めておくと安心。災害用伝言ダイヤル(171)や災害用伝言板(web171)他、Twitter※1やLINE※2などのSNSも活用できます。
※1「Twitter」は、Twitter,Inc.の商標または登録商標です。
※2「LINE」はLINE株式会社の商標または登録商標です。
避難ルートを確認
避難場所へ家族みんなで歩いて行き、ルートを確認しておきます。その際、自宅周辺や避難所周辺の危険箇所をチェックしておきましょう。
※掲載の情報は、2019年7月時点のものです。内容が変わる場合がありますので、ご了承ください。