大和ハウス工業株式会社

DaiwaHouse

研究成果 まちづくり・都市開発

土壌改良技術「オイルバクット工法」

油分解菌と活性炭の能力を両立させることで、油臭・油膜を解消した後、油を分解するバイオ浄化技術です。油汚染の対策コストを低減することで、給油所跡地などの土地の再活用を促進します。

オイルバクット工法

社会課題(背景)

ガソリンスタンド跡地や工場跡地を再開発する際に鉱物油(油)による土壌汚染が、事業の障害になる場合があります。問題となるのは「油臭」「油膜」「油分濃度」の3点であり、これらを安価・安全で迅速に対策できる技術が求められていました。

技術のポイント

油を分解する微生物(油分解菌)によって土中の油分濃度を低減する技術(立命館大学の技術)と、活性炭を用いた油臭油膜の迅速な解消技術(当社技術)を組み合わせた土壌改良技術

  • 活性炭が油成分を迅速に吸着して、油臭・油膜を解消
  • その吸着された油は菌によって分解
  • 一般的に利用される「土壌入れ替え」と比較して、処理コストとCO2排出量を大幅に削減

適用用途

ガソリンスタンド跡地、工場跡地

  • 当技術は油のみを対象とした浄化技術です
  • ガソリンに含まれる鉛等の重金属やベンゼン等のVOCは適用対象外となります

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