部屋をきれいに保つためにはこまめな掃除が大切ですが、
忙しい毎日ではつい後回しになりがちです。
掃除をラクにするために、なるべく汚れがたまりにくく、
掃除のしやすい環境を考えてみましょう。
POINT❶ ホコリや湿気がたまりにくい環境を
空気がよどみやすい部屋はホコリがたまりがちです。また、湿度が高くなるとホコリを栄養分にカビが繁殖しやすくなります。家具の配置や収納を見直して、空気をうまく循環させましょう。また、ホコリや湿気の発生原因を取り除くことも大切です。
POINT❷ すっきり片付けて掃除しやすくする
物が多く散らかっていると、掃除をする手間も時間もかかり、おっくうになりがちです。スムーズに掃除ができるよう、いつもすっきり片付いた、掃除に取り組みやすい環境をつくりましょう。
家具の配置を工夫し、定期的に換気を行う
家具は空気の出入り口となる窓や換気口をふさがないように配置。ソファやテレビボードなど大きな家具のまわりは、少し間隔を空け、空気の通り道を確保しましょう。モップが入るぐらいの隙間をつくっておけば掃除もスムーズです。定期的に窓を開けて換気し、ホコリや湿気を外に排出しましょう。
ソファなど大きな家具は壁から離し、間隔を空けて配置。飾り棚はガラス扉付きを選べば、ホコリ防止に。
静電気がホコリを吸い寄せてしまう電源コード類は、すっきりまとめてケーブルボックスに収納。
クローゼットや押し入れは、湿気をためず、掃除しやすく
湿気がこもりやすい押し入れやクローゼットはとくにカビの発生しやすい場所。定期的に扉を開けて、空気を入れ換えましょう。布団や衣類などの詰め込み過ぎにも注意。布団を収納する押し入れの中段には、すのこを敷いて空気の通り道をつくります。下段はキャスター付きの収納ボックスを利用すれば掃除がしやすくなります。
衣替えは衣類を整理するチャンス。クローゼット内をすっきり整頓し、床置きの収納ボックスはキャスター付きにして定期的に掃除を。
収納を見直し、片付けやすくストレスなく掃除ができるように
床に物を置かないようにするだけでも、掃除をする際のストレスが軽減。掃除をするたびに手を止めて物を移動させているようなら、置き場所を見直しましょう。キャスター付きのワゴンなど移動できる家具を取り入れるのもおすすめです。また、物を整理してなるべく少なくし、取り出しやすく、しまいやすい収納を考えましょう。物の指定席が決まっていれば、スムーズに片付きます。
置きっぱなしになりがちな物には一時置き場を。小物類は外に出さず、引き出しやふた付きのものに収納。
掃除方法を見直し効率よく。予防策も取り入れて
ホコリは人が活動的な日中は舞い上がり、夜間にゆっくりと床へ落ちていきます。そのため床掃除は、朝一番にフロアモップをかけるのが効率的。いきなり掃除機をかけると舞い上げてしまいます。また、ホコリは上から下に落ちるので、棚の上などにたまったホコリを拭き取るときは床掃除の前に。ホコリの原因となるソファやクッションなどの布製品を革製やビニール製に替えたり、帰宅時は家に入る前に全身を軽くはたいて、ホコリを減らすことも大切です。
例えば、朝一番の床掃除をルーティンにすれば、きれいな部屋をキープしやすくなる。