住まいの寿命は、長くなっています。
その長い時間の中で三世代が住み継ぐことのできる家。
そう考えると、これからの家は、すべて二世帯住宅として使われていくはずです。
家族構成の変化や、世代交代といったライフサイクルに柔軟に対応できる、融通がきく家。
そして、世代間のプライバシーとコミュニケーションを両立できる、愛着の持てる家。
それがわたしたちの考える二世帯住宅です。
二世帯三世代が一つの家で同居し、住み継ぐ時間の中で生まれる家族構成の変化や世代の交代、それが「ライフサイクル」。
二世帯の個室の間に、ファミリースペースや収納などからなる“センターコア”をプラン。つかず離れずのほどよい関係をもたらします。
また、これらのスペースの使い方を変えることで、その時その時の家族のライフサイクルに合った、コミュニケーションとプライバシーのベストバランスを実現する二世帯同居住宅です。
1. 新築時
二世帯5人家族
- 翔太の誕生をきっかけに、二世帯住宅へ。
- 親世帯・子世帯の寝室を2階に、1階をコミュニケーションスペースとし、広々と使う。
- 2階には、子世帯が主に使うファミリースペースをプラン。
2. 10年後
二世帯6人家族に
- 翔太・陽菜の成長と親世帯の高齢化に備えて改築。
- 翔太・陽菜の個室を、ファミリースペースを活用して用意。
- 親世帯の寝室は階段の不安がない1階へ。
3. 20年後
単世帯4人家族に
- 単世帯4人家族になったのを機に部屋を移動。
- 社会人になり、帰宅が遅い翔太の部屋を1階に。
4. 30年後
二世帯4人家族に
- 翔太の結婚をきっかけに、また二世帯住宅へ。
- 1階個室の壁を取り、広いリビングへ改築。
- 翔太夫婦の寝具を2階に用意。
いろいろな二世帯同居スタイル、実は、分離同居よりも融合同居が多いことがわかりました。
玄関も水廻りもすべて二世帯が共有する融合同居から、すべてを別にする分離同居まで、二世帯同居スタイルは様々です。玄関・水廻りなど、どこまでを共有し、何を分けておられるのか?その現状を知るために、ダイワハウスではアンケートを行いました。その結果、50%以上のご家族が、玄関・水廻りなどを共有する融合同居を選択されているという実態が浮かび上がりました。
「二世帯同居調査(2009年)」当社総合技術研究所調べ
家族構成の変化に合わせて、二世帯のきずなをつなぎながら、
10年後、20年後、30年後も愛着を持って住み継ぐことのできる家づくりです。
1. 新築プラン
二世帯5人家族
子どもの誕生をきっかけに二世帯同居へ。
2. 10年後 改築プラン
二世帯6人家族に
親世帯の高齢化を考え、
より快適に暮らすために寝室を1階に移動。
二世帯同居をした理由
「安心感」と「孫との触れあい」が同居を始めた大きな理由。
同居のきっかけは、“子世帯の結婚・出産”“子世帯の家が手狭になったから”などという声が多くを占めていました。そして同居の理由としては、“急病時に互いに頼れる”“防犯面で心強い”などの安心感や、“孫の成長を見せたい”“子育てをサポートしたい”など互いを思いやる気持ちが大きな理由になっていました。その他、“育った土地が好きだったから”と言う声や“土地の取得費用を抑えるため”という経済的な理由もありました。
二世帯同居のメリット
親世帯も子世帯も、二世帯同居のメリットは、大きな「安心感」。
メリットとして上げている「安心感」は、二世帯同居を始めた理由にもある項目。同居する前から考えていたとおりで「いっしょだと安心」ということでしょうか。その他では、親世帯では「にぎやかで楽しい」「助け合える」、子世帯では「地域の習慣について教わることが多い」「子どもが優しい気持ちをもつ」など家族や地域とのつながりが魅力という方が多くいらっしゃいました。