荷物の発送もできる『宅配ボックス』ができました!
公開日:2017/02/17
マンションにあって戸建に無いものって何だと思いますか?戸締りのしやすさやオートロック等の防犯面での優位性?価格面での違い?など思い浮かぶかもしれませんが、今回は「宅配ボックス」のお話しです。スマートフォンの普及により通販関連サイトの利用が増加しています。みなさんも通勤途中や寝る前など、今まで出来なかった時間帯にお買い物をしませんか?便利ですよね。でもその影響もあり、メール便や宅急便の配達物が急増する現象がおきています。
┃配達物の約2割が再配達!?
共働き世帯の増加やライフスタイルの多様化で、日中不在となる住まいが増えました。みなさん配達物の受け取りに苦労されていませんか?注文は簡単だったのに受け取りが困難といった事態に。再配達物を受け取る為に、せっかくの週末をつぶしたり、急いで帰宅したのに宅配物が届かず数時間待った経験がある方も少なくはないと思います。更に、ここ最近はネットオークション等の増加から、受け取りだけでなく、「発送」の需要も高まっています。
出典:国土交通省「平成27年度 宅配便取扱実績について」
実際に国土交通省の調査から、配達物の約2割が再配達となり、配達員の時間的な負担や人員不足など社会問題にまで発展している事が分かりました。そこで、これらの問題を解決するために大和ハウス工業は、株式会社ナスタ、日本郵便株式会社と協力し、戸建住宅用の宅配ボックスをつくりました。
┃ポストが抱える課題
①投入口が小さくメール便が入らない
今までのポストは、盗難や抜き取りを防ぐために投入口は小さいものが多くありました。また、手紙・新聞の受け取りを想定していたので、メール便に対応したサイズがありませんでした。
②荷物が受け取れない
戸建住宅には宅配ボックスがほとんどなく、再配達や夜間の配達が多発しています。荷物を受け取る為に家で待つ、受け取りができずに再配達を依頼する等の手間がありました。
③荷物を発送できない
ネットオークション、ネットレンタルなどが増え、返品や個人間取引が盛んになりましたが、荷物を発送するには、集荷場やコンビニに持ち込んだり、荷物の引き取りを依頼して、待つ必要がありました。
今までは諦めていたことですが、荷物の受取/発送をスムーズにすれば、時間に束縛されず、イライラも溜まらず、時間を有効活用することが出来るはず。そんな思いでデザインした機能ポストには、表札やインターホンはもちろんの事、メール便対応のポストと宅配ボックスを配しました。
┃宅配ボックスで今までのお悩みを解消
①メール便が受取可能
郵便ポストのサイズの見直しと、独自の盗難配慮機構「ナスタガード」を開発することで、投稿口を大きくすることができました。
W350×H320×D35のメール便まで受け取り可能
②荷物の受取
在宅・不在に関わらず、荷物を受け取ることが可能です。受け取りのために時間を拘束されることも、再配達の手間もなくなります。
3段目が宅配ボックス。W175×H462×D314の荷物まで受け取り可能
③荷物の発送
「送る」需要にも対応すべく、自宅の宅配ボックスからの発送が実現します。クロネコメンバーズ※に加入する必要がありますが、気軽に発送が可能となります。
※クロネコメンバーズ:ヤマト運輸の会員向けサービス
はんこ用ポケットもあります!
┃届く・送るを、あたりまえに
宅配ボックスがあれば、今まで受け取りや発送で発生していたタイムロスを解消することができます。さらに、再配達による配達員への負担や人員不足という社会問題にも貢献できればという思いもあります。小さなことですが、今まで常識だと思われていた我慢していたことを解決して、時間や新たなライフスタイルが提案し続けたいと考えています。