世界の環境共生住宅
地球には実にさまざまな気候や風土があり、そこで人々が生活を営んでいます。地球で一番暑いといわれるアフリカ東部では最高気温は50℃にもなり、最も寒い村といわれるロシアのオイミャコンでは氷点下71.2℃を記録したことがあります。そこで暮らす人々は長い歴史の中で、それぞれの地域でそれぞれの自然環境に適した暮らし方を工夫し、先人たちの知恵を『環境共生の住まい』として受け継いでいます。
大和ハウスでは、そうした先人たちの知恵に学びながら最新の技術を用い、新しい環境共生住宅の開発・普及に力を入れています。世界のさまざまな住宅のご紹介を通じて、これからの『環境共生住宅』を皆さまと共に考えていきたいと思います。
韓国には、寒い冬を暖かく過ごすための床暖房システムが備わった伝統的住居があります。他にも、中庭に日本の縁側のような板の間をつくるなど、陽があたり風が通り抜ける快適な住まいです。
参考文献
Vol.1〜Vol.8:布野修司編『世界住居誌』昭和堂、2005年
Vol.9〜Vol.12:佐藤浩司編『シリーズ建築人類学《世界の住まいをよむ》』学芸出版社、1998-1999年
Vol13:『アラブのすまい』小堀巌・八木幸二 著 「(協)オアシス集落」 1982年