[特別編]
テレワークやオンライン学習の機会が増えている昨今。
我が家で仕事や勉強、趣味などに打ち込める空間へのニーズが増えています。
今回は個性的な書斎・スタディースペースを実現したお住まいを集めてご紹介します。
暮らしに合わせた十人十色のこだわり空間
リビングの隣に独立した“オプショナルスペース”を設け、おしゃれなアイアンの室内ドアで区切ったのは愛媛県のOさま邸(写真A)。造り付けのデスクや棚を備えた、十分な広さのある一室です。ここに入ると大人はもちろん子どもたちも読書や勉強に集中するモードになるのだとか。床の材質などでリビングと雰囲気を変え、特別感を演出する工夫が奏功しているのでしょう。
L字型の造作デスクでゆったりと作業ができるスタディースペース。1階のリビングや2階のホールと立体的につながり、家族の気配を感じながら仕事や勉強ができます
山口県のSさまは、階段の踊り場を利用したスキップフロアにスタディースペースをつくられました(写真B)。吹き抜けの高い位置に設けた窓から自然光が差し込む、開放感いっぱいの空間です。壁面には大容量の造作本棚。家族みんなの本をまとめて収納できるので、本を通じて会話が広がりそうです。
手持ちの家具サイズや蔵書の量などを綿密に把握して、過不足ない空間を確保したアトリエ。設計模型も置ける広いテーブルでは、来客と打ち合わせをするそう
東京都のTさま邸には、美術の研究者である夫の芳彦さんこだわりの“アトリエ”があります(写真C)。ミッドセンチュリーの名作家具や照明、民族調の柄のラグをコーディネートし、ミックステイストのインテリアに。天井には温かみのある茶系の色を用いて、おこもり感のある空間をつくられました。
愛知県のSさまは、お住まいの中で唯一、書斎スペースに畳の間を取り入れました(写真D)。デスクを一つ造り付けただけのシンプルな約3畳の空間ですが、さまざまに活用できる“こもり空間”になりました。
愛車を横に見ながらパソコン作業ができる書斎を実現したのは石川県のKさまです(写真E)。書斎から直接ガレージに出入りすることも可能。コンクリート打ち放しの壁や黒いタイルでインテリアをクールにまとめておられます。
床レベルを上げたり、青い壁クロスを採用したりして特別感を演出。仕事や勉強の合間に、横になって休憩することもできます
無機質な素材使いで、クールモダンな雰囲気の空間。愛車のそばで至福の時間を過ごせます
一人になれる空間、家族とつながれる空間
一見するとそこにあるのが分からないユニークな書斎を構えたのは茨城県のTさま(写真F・G)。リビングの壁面にある書棚の一部が扉になっており、開けると夫の正彦さん専用の書斎が出現します。仕事をしたり、趣味の音楽を聴いたりと、ここで一人の時間を堪能されているそうです。
隠し扉のような書棚を開けると、中には遊び心のある書斎が。深い青色の壁紙で集中力を高めます
千葉県のTさまは、キッチンのそばに2人の子どもたちのためのスタディースペースを設けられました(写真H)。木調のぬくもりあるインテリアの中に、明るい黄色をアクセントカラーとして取り入れた、特別感のある一角。子どもたちはすぐそばでパパやママに見守られながら、机に向かうことができます。
このように書斎・スタディースペースの形に定義はなく、ご家族によってさまざまです。広い床面積がなくても、工夫次第で快適な空間も可能。新築の際は、家族構成やライフスタイルにぴったりの書斎・スタディースペースを検討されてはいかがでしょうか。
LDKの突き当りに設けたスタディースペース。心地良い自然光の入る、勉強にぴったりの環境です
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2020年5月現在の情報となります。