[土地活用ラボニュース 千葉・木更津編]遊休地が一変!未来へ輝く自慢の賃貸住宅が誕生
公開日:2022/06/30
先祖代々の土地を有効活用し、賃貸住宅を建築
千葉県木更津市は、東京湾アクアラインの通行料金引き下げや大型商業施設の出店、住宅整備の進展により人口が増え続けており、「アピシウス」は、その木更津駅から約1.5キロ、生活利便性の高い市街地に立地する、敷地面積約304坪、3階建て、1LDK・2LDK・3LDK合わせて15室を備えた賃貸住宅です。
2022年3月に完成する前はオーナーの渡辺様の自宅が建っており、空き家となっていました。数年前に千葉県を襲った台風で2階の屋根が飛んでしまい、その後の大雨で家の中にカビが発生し、住めなくなっていたのです。やむを得ず長年暮らした土地を離れることとなった渡辺様は、この土地をどうすべきか考えました。
渡辺様は不動産関係の仕事をされており、地域には賃貸住宅数棟のほかに店舗も所有。「たまたま先祖からいただいた土地で、敷地面積もかなり大きなものだったので、何か土地活用ができないか」と思っていた渡辺様は、さまざまな活用法がある中で、「長い時間をかけて皆さんに活用していただきたい」との思いから、賃貸住宅経営を選択しました。
上質さにこだわり、個性あふれる賃貸住宅を建築
建築のコンセプトは、「ご入居者が一番良い思いができる」ようにすること。渡辺様は、「自分が住むときには少しでも綺麗なものに住みたい。自分が住むこと、家族が住むことを前提としてやっていこう」というお考えでした。
土地活用の相談を受けた大和ハウス工業の飯田は、発売開始になったばかりの「グラサ」をご提案。グラサは「都市型レジデンス」をコンセプトに、多彩な表情のある外観デザインに加え、ご入居者に快適な居住空間を提供するさまざまな性能を備えた、3階建て賃貸住宅です。ちょっと特別なもの、ありきたりではないものをやりたいというご意向が強い渡辺様に気に入っていただきました。
設計デザインは大和ハウス工業の後藤が担当。建物は道路から少し高くなっている宅盤に建ち、北側および東側の大通りに面しています。そこで、北側と東側をメインファサードとして捉えて、グラサ特有の外壁の彫りの深さと陰影の深さを出すために、インセットウインドウにしました。壁の中に窓のサッシ自体が入ることで凹凸感が出ます。グラサで新しく設定されたこの窓を多用し、縦ルーバー材を両面に配置してアクセントをつけました。
室内にもこだわりが詰まっています。上質な空間にするため中廊下にし、1階の床材にはブルーパール(御影石)を全面に施工しました。2・3階の部分は、ホテルのようなイメージというお客様からのご要望により、赤色のタイルカーペット材を敷きました。設備も充実。大きなキッチンをはじめ、水回りはゆとりと機能性を重視し、テレワークスペースも確保しました。
オーナー様の想いを受け止め、プロジェクトを進めるチームの存在
プロジェクトを進めた大和ハウス工業の田口は、渡辺様から変更の要望や連絡があったときには、すぐに現場を確認して、素早く臨機応変に対応するように努めました。その一つがEV充電対策です。建物ができてきて工事も終盤に入った頃、渡辺様が「これからは車が電気化する」という話をお聞きになったことからEV充電を導入することになり、15台の駐車場に各部屋から直接取れるような配線を引きました。
渡辺様には高い評価をいただき、次のように語っていただきました。
「この玄関を入ったら本当に快適な空間があります。私の考えていたことが実現できました。たくさんの賃貸住宅を経営する方が、この建物を見たときに、「これなら競争する相手がいない」とおっしゃってくれました。
返済期間は35年ぐらいあるので、その間にいろいろなかたちで変わるかもしれないけれども、唯一無二のものをつくればどうにか維持ができるのではないか、次の世代に渡すことが土地活用ではないかと思っています。」
代々受け継いできた大切な土地を後世へしっかりつなぎたいというオーナー様の強い想い。その想いを受け止め、プロジェクトを進めることのできるチームの存在こそ、ご入居者に選ばれる賃貸住宅づくりに欠かせません。
成功する土地活用の秘訣は、大和ハウス工業へご相談ください。