介護事業も活かせる日本第1号、医療法人が直接運営する住宅型有料老人ホーム。
「医療法人輝生会ルミエス松が丘」は、2007年5月に誕生した、日本第1号の医療法人が直接運営する有料老人ホームです。私どもは、まだ介護保険法が施行される前、往診をしていた際に介護の必要性を痛感し、医療とともにこれまで多くの介護サービスを行ってきました。その新たな事業展開として、住宅型有料老人ホームを開設。医業も活かせて、介護事業も活かせる方法を模索した結論です。医療法人による有料老人ホームの開設が認められたことも後押しになりました。
施設の表札や入居案内には、「医療法人輝生会」をアピールしています。そのため、入居されている方も、介護や医療依存度の高い高齢者が多いです。外来で私どもに通院されていた方や、別の病院を退院された方も入居されています。いつでもドクターがそばにいる安心感があるからでしょう。通常の有料老人ホームであれば、終末期の患者の方の受け入れは難しいと思いますが、在宅支援診療所も活かして、介護からターミナルケアまで提供できる体制は、私どもの大きな強みです。入居の面談では医療面でのケアを希望される方も多く、医療法人が運営する住宅型有料老人ホームは、予想どおりの反響が現れています。
また、この有料老人ホームは、高所得者の方だけでなく、一般の多くの方々に利用していただけるよう、入居一時金をできるだけ抑えています。これを実現できるのは、診療報酬、介護報酬、入居者からの利用料という、3層の収益構造があるからです。介護報酬と入居者からの利用料で賄う有料老人ホーム単体の経営であれば難しいと思います。私たちの場合は、有料老人ホームにお住まいの方々の在宅関連の診療報酬など、母体となる医業の収益が必然的にプラスされていきます。 また、有料老人ホームにお住まいの方々に、在宅介護もすべて、私どもの介護サービスを提供できるというメリットがあります。このように、医療と介護の両輪を持っている場合、住宅型の有料老人ホーム事業の導入は、経営面からみても非常に有益性があるといえるのです。
大和ハウスさんにお願いして良かったことは、手摺りの付け方ひとつをとっても、有料老人ホーム事業のノウハウをしっかりお持ちだということ。特に、行政への申請は、スムーズでしたね。これまでの介護事業の開設申請は全部自分で書類作成していました。有料老人ホームの場合は複雑ですし、医療法人の申請ははじめてだったので、わからない部分も多かったのです。医師としての仕事もあるなか、担当の方が代行して何度も県庁の窓口とかけあってくださって、本当に助かりました。
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CASE1
医療法人輝生会 ルミエス松が丘有料老人ホーム