大和ハウス工業株式会社

DaiwaHouse

研究成果 住宅系

エネルギー吸収型木造制震耐力壁「Gran-Device」

大きな揺れに対して耐え続けるだけではなく、繰り返し地震が発生した際も、初期の耐震性能を維持できる、当社独自のエネルギー吸収型木造制震耐力壁です。持続型耐震という先進の技術が、繰り返し起こる巨大地震への安全性を実現します。

エネルギー吸収型木造制震耐力壁
「Gran-Device」

社会課題(背景)

従来の木造住宅は、地震などの外力を「耐力壁」という壁を設けることで建物を支えていました。しかし、想定外の巨大地震、繰り返し地震に耐えるためには、建物形状、大きさによっては多くの耐力壁が必要となり、さらに、建物の柱や梁にダメージが蓄積される“ゆれ疲れ”という問題がありました。
そこで、当社独自のエネルギー吸収型耐力壁「D-NΣQST(ディーネクスト)」の技術を応用し、木造住宅に適した地震対策技術を開発しました。

技術のポイント

  • 構造体の耐力壁でありながら、強い揺れを受けると、「くの字型ダンパー」の働きにより地震によるエネルギーを熱に変換して効果的に吸収
  • 大地震を想定した地震波による実験では、一般在来木造住宅(耐震等級3相当)と比べて、構造の変形を最大1/2まで抑えるなど効果を発揮
  • 50回以上の加震でも、柱や梁に損傷はなく新築時の制震性能を維持することを確認

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