屋根点検システム「HACHIDORI®」

社会課題(背景)

建物の点検現場でも働き方改革が求められており、それには点検品質の向上と点検作業省力化の両立が必要とされます。点検現場では、対象の建物が大型であるほど、点検作業が重作業となり、点検員の負担が大きくなります。さらに、点検写真の写り具合によっては、診断が難しくなる場合もあります。加えて、高層の住宅・集合住宅や、工場・店舗などの大型建物は増加傾向にあり、それらに対応した高所点検技術が求められています。

技術のポイント

• 簡単な設定・操作で飛行ルートが自動生成され、安全且つ屋根点検に適した自動飛行・自動撮影が可能です。経年と共に発生するスレート瓦の割れ・欠けや変退色を、画像解析技術により診断
• 『割れ・欠け』の自動検出：AIを利用し、屋根葺き材に発生する割れ・欠けの画像を事前に学習させることで、画像の中から自動検出
• 『変退色』の自動評価：撮影画像から、新築時と現在の明度（明るさの度合いを示す数値）の差を算出し、劣化程度を評価

適用用途

物流施設、商業施設、医療・福祉施設、工場