大和ハウス工業株式会社

DaiwaHouse

研究成果 建築系

耐火被覆吹付ロボット

鉄骨の柱や梁に、耐火被覆材(ロックウール、セメントスラリー)を吹付するロボットです。3人の職方を要する鉄骨の柱や梁への耐火被覆吹付作業において、耐火被覆吹付作業全体に要する時間を削減することができます。
労働負荷の高い業務を技能者に変わって担うことができるため、施工現場における省力化や生産性向上を実現します。

耐火被覆吹付ロボット

社会課題(背景)

建設現場の働き方改革の一環として、技能者不足対策・労働環境改善のため、省力化や短工期化など生産性向上を図る新技術の開発に取り組んでいます。働きやすく、スマートな建設現場を実現するため、労働負荷の高い業務を、技能者に変わって担うことができる施工ロボットを開発しています。

技術のポイント

  • ロボットアームの配置方向を横向きに設置することで吹付範囲を拡大しました。また、全方向に移動可能で、吹付可能高さも7mを実現
  • 図面情報を入力しておくと自動的にルートを作成し、数cmの誤差で吹付位置の調整が可能
  • 耐火被覆吹付工事全体としては、約30%の生産性向上を実現(※1)
  1. ※1 2021年1月当社の建設現場(神奈川県横浜市)の実工事での導入結果に基づく

適用用途

物流施設、商業施設、工場

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