大和ハウス工業株式会社

DaiwaHouse

研究成果 建築系

ノスキャップ工法

ノスキャップ工法(※)は、物流施設等の建設時に外部無足場化ができる金属サンドイッチパネル(SWP)を用いた外壁工法です。金属サンドイッチパネルと胴縁を一体化したユニットパネルを形成して揚重機で建物にアプローチし、建物内部作業にてユニットパネルを固定することで、外部足場が不要となり、省力化やコストダウンを実現します。

  • ※ユニットパネルを用いた無足場工法の英訳Non-Scaffold Unit Panelを略したもの。NoScaUP(ノスキャップ)工法

<従来工法>
外部足場:必要
外壁材:1枚ずつ取付け
    場内人力移動も必要

<ノスキャップ工法>
外部足場:不要
外壁材:ユニット化して取付け
    場内人力移動を削減

社会課題(背景)

金属サンドイッチパネルを用いた外壁の従来工法では、外部足場を設置して下地材(胴縁)に外壁パネルを1枚ずつ取り付けます。この工法では作業員は取付作業のために取付位置まで移動する必要があり、外壁材の間配りといった準備作業に時間と労力を費やしていました。また、外部足場の設置・撤去作業にも多くの作業人員や作業日数を要しており、足場設置期間中の管理が必要という課題もありました。

技術のポイント

  • ユニットパネルに適した専用の金属サンドイッチパネルを開発
  • ユニットパネルの地組作業を地上で行なうことで、人の移動、荷の間配りといった手間が無くなり、従来工法に比べて省力化が可能
  • 建設現場の地上で、複数枚のサンドイッチパネルを胴縁に固定したユニットパネルを製作。クレーンで吊り上げて建物本体にアプローチし、建物内部作業にてユニットパネルを躯体に固定

実施例

適用用途

物流施設、商業施設

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