大和ハウス工業株式会社

DaiwaHouse

研究成果 住宅系

エネルギー自給住宅

お客さまに無理な省エネを強いることなく、自然の力を取り入れつつ、効率的で無駄のないエネルギーマネジメントを行うことができます。さらに、太陽光発電の電力を家庭内で効率的に利用することでエネルギー自給を実現し、地球にも家計にも優しい住まいを提供します。

エネルギー自給住宅

社会課題(背景)

2015年に策定されたZEHロードマップおよび2021年に閣議決定されたエネルギー基本計画に基づき、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の普及に向けた取り組みが行われています。ZEHは、太陽光発電等の創エネと高い断熱性能や高効率設備を利用した省エネにより、計算上のエネルギー収支が±0になる住まいとして、ハウスメーカー各社も取り組みを強化しています。
我々は、それだけではなく、その先の住まいとして、台風や地震等、災害の発生に伴う停電時においても、非常時でも安全安心な暮らしを送ることができるエネルギー自給住宅を目指しています。

技術のポイント

  • エネルギー自給に向け、設備容量が過剰にならないように、複数の省エネ技術と蓄エネ技術を組み合わせることで、太陽光発電の搭載容量を6.16kWに抑えた設計
  • 風の流れなどによる温熱環境の負荷低減を考えたパッシブデザインにより、冷房エネルギーを削減
  • 夏期に、床下の冷たい空気をお部屋に取り込む床下熱交換システムにより、冷房エネルギーを削減
  • 通常は夜間に稼働するヒートポンプ給湯器を、太陽光発電の電力がある昼間にお湯を貯湯する様に運転を変更することにより、自給率を向上
  • 2台の蓄電池を連携制御する、エネルギーマネジメントシステムにより、太陽光発電の余剰電力を充放電することで、自給率を向上

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