先駆的住宅モデルを実践。生活のなかに医療も介護もある住宅型有料老人ホーム。
6階建ての1階部分には、診療所、居宅介護支援事業所、福祉用具貸与事業所、有料老人ホーム浴室等の共用部分、事務所を設け、2~5階には居室部分を設計。
各階の居室はL字型に配置。各部屋の入居者の方を見守れる位置にスタッフルームを設計。
各居室のトイレは、壁を設けず、目隠しのカーテンにすることで「室内の開放感」と「介護のしやすさ」を両立している。また入口の扉は1.3メートルの幅をとるほか、ゆとりのスペースを確保し、来客の際も寝泊まりが可能な、「ゆとり」を重視したプランニングとなっている。
世界遺産の「熊野古道」もほど近い、周辺の豊かな自然環境をイメージし、「自然」と「和」を基調に住宅らしい雰囲気づくりを大切にした。クロスはベージュを基本に、天井や扉は木目調を採用。ブラケット照明を採り入れ、照明色は電球色にして、ぬくもりある室内空間を演出した。
CASE3
住宅型有料老人ホーム 杉の子