いつまでも安心して暮らせる「終の棲家としての住まい」。
地域に根ざした介護福祉事業を展開する中、これからの社会、来るべき超高齢社会を見据え、当法人が提供すべき新たなサービスの形として、高齢者住宅の開設を計画しました。ただ、私どもは医療と介護のノウハウこそ十分に蓄積しているものの、賃貸住宅の建設や運営に関しては専門外であり、未知の分野。そこで、プロポーザル方式を採用して4社の企業から施設開設プランを募り、より良い施設づくりのパートナーを選定させていただきました。
具体的な選定方法としては、色、デザイン、重厚感、動線など施設そのもののプラン内容をはじめ、入居者の募集活動といった運営面にまでにわたる22項目のチェックポイントを用意し、各社から寄せられた提案内容をきめ細かく検討。あらかじめ建設費用を設定した同じ土俵の上でプランをつきあわせ、一つひとつの項目をチェックし、提案内容を数値に置き換えて客観的に善し悪しを判断しました。
そうした方法で事業推進委員会のメンバー9名が項目ごとに評点をつけたところ、その総合得点が最も高かった企業が大和ハウスさんです。
やはり、シルバーエイジ研究所という専門機関を設置し、高齢者向けの施設について研究されている強みが、プラン内容および選定結果に反映されたのではないでしょうか。
の施設開設では、「自由な生活、新しい住まい方、いつまでも安心してくらせる住まい」という私どもの理念を具現化でき、事業パートナーの大和ハウスさんには感謝しております。
大和ハウスさんの提案の中で特に良いと感じたのは、住居部分の部屋数とそれぞれの居室面積のバランス。施設を運営するうえで重要となる収益面を考慮し、できるかぎり多くの戸数を確保しながら、入居者の方々がゆったりと生活できるだけの広い室内を実現してもらうことができました。
また「ヴィラ秋篠」は、「施設を感じさせない第3の住まい」と位置づけていることから、住居としてある程度、グレードの高い施設にしたいと考えていました。入居者の方々により喜んでもらえる理想的な施設にするため、プランニングの段階において、大和ハウスの設計担当者さんに私どもの考え・要望を伝えたところ、嫌な顔一つ見せず、真摯な姿勢でプランの再考に取り組んでくれた姿が強く印象に残っています。
「これは実現できないかもしれない」と感じるような要望に対しても、「やってみます」と力強い返事をし、実際に満足のいく施設を建設していただき、大和ハウスさんの企業としての頼もしさ、そして対応力の高さを実感しました。
さらに、「ヴィラ秋篠」の大きな利点といえるのは、隣接する特別養護老人ホーム「平城園」には高齢者施設や診療所を併設しており、それら医療・介護施設との連携によるサービスを提供できることです。入居者の方々が必要なときに必要なサービスを自分で選択できるので、たとえ要介護度が進んだとしても転居する必要はなく、また希望があれば「平城園」に移ることも可能。まさに「終の棲家」として老後を有意義に過ごせる快適性と安心感を両立し、施設と住居の良さを兼ね備えていると自負しております。
私たち自らが住みたいと思えるような高齢者専用賃貸住宅(当時)として開設した「ヴィラ秋篠」。開設から1カ月で入居率は7割を超えるほどの好評を得ており、当法人としても大変嬉しく思います。
大和ハウス工業を 選んだ理由 |
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CASE8
サービス付き高齢者向け住宅 ヴィラ秋篠