大和ハウス工業株式会社

DaiwaHouse

DIALOG9

「発酵」からひもとく、異文化のチームマネジメントと
「日本らしさ」の活かし方

人口減少社会を迎え、国内需要が縮小傾向にある今、多くの日本企業が持続可能な成長戦略の一つとして、海外市場の拡大に乗り出しています。海外事業の展開は、日本企業の収益向上だけでなく、現地の雇用創出による労働市場と経済活性化の観点で、相手国への貢献にもつながります。

これら相互のベネフィットを実現するには、現地のメンバーの商習慣や技術・管理手法を受け入れつつ、日本の独自性や自社の強みを活かしたビジネスを展開していくマインドセットや、スキルを有する「グローバル人財」の存在が欠かせません。こうした背景から大和ハウス工業では、従来のグローバル研修に加えて、2023年度より「グローバル・トレーニー制度(海外渡航型研修)」をスタートしました。

そこで今回の対話は、この研修に参加した2人の技術者に加えて、日本の「発酵」文化を切り口に海外での事業展開に取り組む小倉ヒラクさんをお招きしました。それぞれが海外での仕事で得た経験を振り返りつつ、日本の強みを発揮しながら現地のメンバーたちと共創していくためのヒントを探ります。

CONTRIBUTORS

今回、対話するのは・・・

榎本 智章榎本 智章

海外事業を通じて海外の雇用創出に貢献したい

榎本 智章

大和ハウス工業株式会社
本社 技術統括本部 海外技術統括部
主任

2014年に新卒入社し、倉庫や物流施設の現場監督として勤務。2023年9月より「グローバル・トレーニー制度」に参加し、マレーシアで技術指導の業務を経験。帰国後は海外事業の投資・開発案件を担当する部門に配属となり、2024年8月からは米国に赴任。

山崎 征史山崎 征史

自らがロールモデルとなって海外への心理的な壁をなくしたい

山崎 征史

大和ハウス工業株式会社
東京本社流通店舗事業本部 事業統括部
海外部 海外推進グループ

2016年にキャリア採用で入社し、現場監督として7年間、栃木県の事業所に勤務。2023年6月より「グローバル・トレーニー制度」に参加し、中国の蘇州に赴任。帰国後も「海外に関わる業務をしたい」と希望し、現在の部署に異動。米国のホテル建設計画に従事している。

小倉 ヒラク小倉 ヒラク

海外への情報発信と事業展開から日本の発酵文化を守りたい

小倉 ヒラク

発酵デザイナー

1983年、東京都生まれ。発酵デザイナー。早稲田大学文学部で文化人類学を学び、在学中にフランスへ留学。東京農業大学で研究生として発酵学を学んだ後、山梨県甲州市に発酵ラボをつくる。「見えない発酵菌の働きを、デザインを通して見えるようにする」ことを目指し、全国の醸造家や研究者たちと発酵・微生物をテーマにしたプロジェクトを展開。絵本&アニメ『てまえみそのうた(農山漁村文化協会)』でグッドデザイン賞2014受賞。2020年、発酵食品の専門店「発酵デパートメント」を東京・下北沢にオープン。著書に『発酵文化人類学(木楽舎)』『日本発酵紀行(D&DEPARTMENT PROJECT)』『オッス!食国 美味しいにっぽん(KADOKAWA)』など。

今回のPOINT

海外で現地のメンバーと仕事を進める際に求められる意識や行動変容とはどのようなものか、また変わることでもたらされるものは何かについて、一緒に考えてみましょう。

海外で仕事をしたい!夢の実現と直面した日本との「違い」

2

海外に学ぶ、これからの日本が
生産性を高めるためにできること

3

発酵から考える、利他的なマネジメントが大事な理由

4

まとめ

グローバルなチームのマネジメントで活きる「日本らしさ」とは、責任をチームと共有しながら、現地の良さを引き出し、新たな価値を創造していく「利他的」なアプローチにある。それは、醸造家の仕事が微生物に発酵を委ねながら、期待するうま味を引き出す徹底した環境づくりにあることと類似している。

5

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